ひらたけ

キューバ料理屋でアメリカ選挙の速報をみながらいろいろ話をした。アメリカの選挙というと、人種とか労働階級とか宗教とか複数の対立軸が絡み合っていて、どの州・どの地域が共和支持・民主支持なのか全貌をつかむことは、とても難しい。話を突き詰めていゆくと、中絶とかクリエイショニズムとかは実は本質的ではなくって、むしろアメリカに変化が起きない大きな理由は、アメリカのメディアはとりあげないけれども、”企業”対”個人”というシンプルな構図にあるようだ。世界経済の中心であるアメリカには膨大なお金が集まる。よって、世界規模のネットワークの中枢にあるアメリカのいわゆる”抵抗勢力”は日本のそれの比ではない。いわば、アメリカは世界中のエネルギーを一身に集めた巨大なモンスターと戦っているようなものなのかもしれない。ここ十年、アメリカ人自身は歯がゆい思いをしているに違いない。


4日前に仕掛けたキノコから明日虫を採集しにいく予定。